フェロ☆メン音楽朗読劇「AnGel fAlL」
2018/01/28
舞浜アンフィシアター


言いたい事が多すぎて、備忘録どころではなくなってきたので、こちらでサッとまとめていきたいと思います。
いつものイベレポは、あった事だけですが、ちょっとだけ自分の思った事とかもまじえていきたいな、などと思いまして。




今回は、マルチエンディングストーリーということで、2幕の内容がかわるというもの。
27日の夜公演、28日の昼、夜と3つのストーリーとなる。
27はプレイボタンを注文したので、近いうちに聴くこともできるのですが、察するに、堕天するのはパクスでしょう。
28日昼は堕天したのがマラキア、夜は2人とも悪魔堕ち。


今回、私にとって絶対好きやん要素は、そう「堕ちる」ことが確実だってわかっていたこと。
堕天と既に銘打たれていたので、なんともこれはバッド臭しかせんやつ…ってドキドキしていました。1作だけですが、藤沢さんが書かれた脚本の朗読劇見たことがあって、それを鑑みても充分期待できるストーリー展開かもって。
諏訪部さんが、3つがそろってこそ、みたいなことをおっしゃっていたのがよくわかるNIGHT公演の堕ちエンドだったなぁと。
個人的には、DAY公演の方が好きな脚本なんですね、みんなそれぞれに絶望感があって、一体どうなったのかわからない、みたいな感じが。まあ、実際エマとパクスの後々は出てはきましたが、なんとも言えない悲しさというか寂しさが残っていてたまらなかった。誰かが犠牲になる闇堕ちの醍醐味というかなんというか。
それをふまえて、NIGHT公演は、二人とも悪魔に身を窶すことにはなりますが、最後はエマに触れることができ、堕ちたとて、それからも相棒で居られる姿というのは、希望とまでは言い過ぎだとしても、まだ開かれた世界で終わったんだなって思える良いエンディングだったなぁと思っています。


昼公演の席は、なんとも一番後ろも後ろ…ショックだ…いくら後ろは全体像が見渡せて後ろならではの楽しみがありますと言われたってさ…ってなっていましたが、良かったです。ほぼどセンの後ろだったので、天井からの仕掛けも、声の響きも素晴らしく楽しめました。もちろん、近くで演技している所を見たかったという気持ちもありますが、世界観を楽しむには良席だったのではと思われます。
真ん中で音響がちょうど良かったなと思ったのが、ゆうきゃんのクソ野郎糾弾シーンでしたね。凄い迫力で声がビリビリ響いてきて、思わず天を仰いで聞き入ってしまいました…!!
ほんっっっとに、ネチネチと嫌な役でしたが、あの演技があって、私は嫌いにはなれなかった…あれはあれで彼の正義なのかと思わせてくる説得力のある演技最高…。
初めて知るストーリーなので、あまりグラスは使わずに全体を楽しむDAY公演でしたね。
DAY公演は、サラはみんなに治療を見せたわけではなく、ただ感染病にかかったというだけですよね、なので、瞳は赤でとどまっていたと…。NIGHT公演では、みんなに見せてしまったので、神との約束を違えた罪で瞳が金にまでなってしまったと…。そういう解釈しました。
マラキアが自分で羽を千切って堕ちていくシーン、本当に諏訪部さんの演技も素晴らしく涙止まらなかった〜〜もちろん、それを受けてのパクスの台詞も泣けたよね……。自分を犠牲にして堕ちるマラキアと、それをただ見てしまい、サラを託されたパクス、どちらにも悲しさや悔しさがあってたまらないね。あ、ダドリー教授の「医者はいない!」の件もめっちゃ泣きました…。
NIGHT公演は、堕ちるところよりも、目が金色っていうあの表現、舞台いっぱいの金色の瞳を見た時が一番悲しかった、一番望んでいない結末がここにきたのだって一気につきつけられたもんなぁ。先にも少しふれましたが、悪魔堕ちといえど、開けた終わり。悪魔になっても人の姿をかりて会いに行ったりできるんだね。覚えていてくれていないとわかっていても会いに行ってしまうその姿…ふふ。わかっていてもガッカリしてしまうパクス、多分ガッカリしているだろうけど、それを見せないマラキアっていう言い相棒みでしたな。最後の「羽の色は黒」の台詞の声の響きがまだ耳の奥に残っています。諏訪部さんの所謂イケメンボイスって感じじゃないのとても好きでした。ちょっと3枚目っていうか、お調子者なトーンの演技すきなので、最初イケボではいってきたから「は〜…」ってなってたら、切り替わったのでとてもテンションあがりました。
そうそう、NIGHT公演は、話を知っている分、クソ野郎糾弾シーンまではわりとグラスつかってみなさんの観察に余念がなかったのですが、糾弾しはじめると、ゆうきゃんの右手がめっちゃ動いてて本当に糾弾している人だった…台詞終わったあとにパッと顔をあげていたり、声だけじゃなく、本当に演技なんだなって感動しました…。台詞がなく、座っているみなさんの姿もそれぞれで。マラキアは優美に足をくみ、パクスはちょこんと美しく、エマはわりに自由でしたね…まあ2役全然違う人物を演じていたわけですから、たたずまいが統一されることもないかって感じですかね。


最後、エンディングのように、AnGel fAlLを歌ってくださり。
歌うことが本業ではない彼ら、ライブはしないって言ってて、生歌を聴くことはないのかなぁなどと(発売記念イベなどは除く)思っていたので、こうして歌ってくださることはとても嬉しく思いました。
そして、みんなと一緒に去ると思いきや…のラブソング。嬉しかった〜…この曲大好き、生演奏と生歌なんて嬉しいの極みですね。


カーテンコールで、みなさんそれぞれ喋ってくださります。
いやしかし、能登さんって、なにしてても可愛らしいですね…凄いです…。
NIGHT公演で、井上さんのまさかの「エロメン」発言wwww可愛いお人だ…。それをうけてのゆうきゃんの「僕には重い」は笑ったねw
ここの挨拶でさ、ほんっっっっっっとずるいんだよね、フェロメンの2人。DAY公演では諏訪部さんが「こういう事やりたいんだけど、どう?って聴くと、良いね、っていう力強い言葉をもらい…」って言っててさ。NIGHT公演では鳥さんが「まあ、僕は諏訪部さんにおんぶにだっこ状態ですから……面と向かってこういうことを言うこともありませんが、とても尊敬しておりますし」なんて言うしさ………ずるさの極み…。めちゃくちゃ胸キュンしたんですけど、ほんと。お互い本当に信頼しあってやってきてるんだろうなって心底思いました。諏訪部さんは、こういう事やりたいけど、きっと彼ならやってくれる応えてくれるって思っているんだろうし、鳥さんは、諏訪部さんが思いつくことだからきっと面白いはずって思って良いよって言ってるんだろうなってなんとなく、お二人のことよく知っているわけではないけれど、そういう風にとても思いました。
声優にはまってから、好きな声優さんって誰と聞かれれば諏訪部さんと鳥海さんだよ、って言い続けてきたし、これからも言い続けるんだろうと思います。