アルバムの、最後の曲って、大事だね。
久しぶりにパンクロックで泣きそうになっちゃった。
やっぱライブ行かなくちゃだ。

Reaching my hands, I try to touch your tenderness
Starting with confiding sincerely to you
Ah, the time passing while I did not realized anything
Ah, telling myself it's not too late yet
Just, believing so
(この手を伸ばし 君の優しさに触れてみよう
 心を込めて 君に打ち明ける事から始めよう
 何も気付かないまま過ぎてしまった時間
 今でもまだ間に合うと自分に言い聞かせて
 ただ そう信じて)

私は、少し歳を重ね、傍に寄り添ってくれる音楽の素晴らしさに気付いた。
だけど、やっぱりパンクロックのこの・・・なんとも言えない、思いっきり抱きしめられてるような感じは捨てられない。
みんなみんな、見た目や年齢は、歳を取っても、大人になりきれない悪ガキみたいで素敵じゃないか。




パンクロックに限らずとも、音楽を好きで、捨てられない人たちって、だいたい同じニオイがするよ。
夢が捨てきれないんだ。
パイロットになりたい、お嫁さんになりたい、そんな夢じゃないんだけれど。
ただ、なんとなく、漠然とした、世界を諦めずに何かを(その何かが自分で理解しきれないから余計にヤキモキするんだけども)信じていたい気持ちに似ている夢を。




音楽を、演る方も、聴く方も知ってしまった。
音が流れる瞬間の心の波うち、瞳の煌き、溢れ出す感情を。これを捨てることはもう不可能だ。
きっとみんな音楽から完全に離れることなんて出来ないんだろうと思う。
何時何時までも、それらが世界に溢れて輝き続けると信じたい。
不安も裏切りも全てを投げ打って笑い合いたい。
みんな単純で不器用で、素直なだけじゃないか。
本当は何も難しいことなんてないのに、なんでこんなにも雁字搦めの感情で身動きが取れないんだろう。
その絡まる感情を無視するからダメなのに、何で無視しちゃうんだろう。
足元も覚束ないのに、もっと遠くを見つめてしまうのは何でだろう。
独りなわけがないのに、不安で、寂しくて、涙が出るのはなんでだろう。





輝くそれらを追い続けることを、それを大事に抱えることを、
たくさんの大人に「幼稚だ」と笑われてもいいじゃないか。
それを抱えた私達は、手を取り合って、抱き合って生きていけるのだから。