17歳の頃、何してました?


田口ランディのエッセイ読んでます。
非常に面白い。


そんな私の思い出。




17歳の時の私は、世界を斜めに見たがった、小生意気なクソガキでした。
もちろん、今も見るトコは思いっきり斜めから見て、小生意気さも減退してはないけど。
中学から、高校の時に、自分の中身がめまぐるしくかわって、それと自分の周りに居る人達が、ぴったり合うのかと言われれば、そうではなくて。
だけど、その頃に出逢った嫌な奴も、大好きな人も、なんとなく居た人も、あの時間に傍に合ったものって、大切だったんだなって、改めて感じた。


自分が、成長していう上で、もちろん親の教育ってのは、根底にあるし、常識(や、マナーかな)なんてのは親の影響が強いんだと思う。
本にもあったように、自我が強くなって、思春期ってやつを迎える中学からは、周りの他人に強い影響を受けていたんだなぁって、今思い返してみると、思うよね。
小学生の時とかは、私は周りと一緒がよくて、「なんでウチのお母さんはみんなと違うんやろう」って思って、それが嫌だったんだな。
でも中学になって、みんなと一緒って、意味ないってことに気が付いて、色んなものが好きになって、転げ落ちるように色んなものを投げ捨てた。
嫌なことはもう嫌だってね。今思うと、そんな捨てたりしなかったら良かったのにとか今になっては思うけど、あれは私の反抗だったんだと思うな。そんなんだったらもうええわーって、いっぱい思ってた。
高校になって、もう少し色んな人が出てきて、ヤンキーなんてだっせー茶髪とかだっせールーズソックスもだっせーって、色んなものにそっぽ向いてた。
独りきどって、図書室と中庭と部室が好きで、文化祭も体育祭もちょこっと顔だして、さっと部室へ引っ込んでたりした。
あの部室があって良かった。あの部屋には、たくさんの楽器と、たくさんの漫画と、たくさんの音楽があった。
放課後になったら、仲間が集まってきたあの部屋のにおいや、カーペットのあの感じ、後ろを振り向いたら笑ってくれる優しくて格好良い先輩達のあの時の姿がいっぱい思い出せる。
強く優しい先輩達と、さっぱり可愛い先輩と、厭らしい女だった先輩と、色んな人がいたあの部屋は、もう1度戻ってもいいかもしれない。過去に戻りたい?って聴かれたら、あそこに戻ってもいいかも、っていつも思うよ。
一番楽しかった17歳。一番捻くれてた17歳。
一番たくさんの音楽を聴いた17歳。一番色んなものに憧れた17歳。
一番背伸びした17歳。一番逃げ出した17歳。




どうやったら私の何をわかってもらえるんだろうって、
どうやっても私の何もわかってもらえないんだって、
もういいやーどうでもいいかなーなんて、
投げやりになったり、必死になったり、無茶苦茶してた。
それでも、今になったら、あの毎日は、若くて、煌いてたなぁ。なんつってー。