良すぎるものって、逆に毒だなって思っている今日この頃。
リズムに乗って、地下道のタイルを数えながら歩いていてそう思っていた。
良いものの優しさに甘えると、どこまでも行けそうで、だけどどこにも行けないなぁとか。


何を思ってか、何の波もなく、ただただ平坦で優しくて幸せなものを読んだり見たりしたいと思っている。
だけどなかなか巡り合わない。物語には抑揚が必要な場合が多い。
なんとなくダラダラと、そういうものも良いなぁと思っている。


全然関係ないけど、今、私のなかでカマキリのような目の男が流行っている。
市川先生の描く「しろう」のような男。(あれは男ではなく、なんと表現するのやらですが)