Festival M.O.N-勝利の美学-

門田くんの音楽に出会ってから9年目、門田くんが音楽をはじめて(CDを出したという意)15年目の10月3日。
大阪JANUSで、ライブがありました。
いやあ、とっても楽しく濃密な時間でした。あっと言う間に終わってしまいました。
バーガーはリアルタイムで知ることは出来なかったところで、Poet-type.Mは今まさに一緒に過ごしているところで、GDHMはたくさんたくさん会いに行ったところです。
時間の流れを感じながら、それでも一瞬であの場所に帰ることができる不思議でもありました。


胸いっぱい、とは、こういうことを言うのだな…。




門田くんというのは不思議な人で、3つ違うバンドとして登場して、一緒なんだけど、全部ちゃんと違ったイメージをくれるんですよね。
バーガーは、手を伸ばせばそこにある生身のバンド。
GDHMは球体のバンド、イメージとしてはスノードーム。ある種完成した世界のなかで、幾多のものをキラリキラリと輝かせてくれる不思議な球体。
Poet-type.Mは、あくまでも門田くん独りとしてこちらに対峙していて、こちらとの間には薄いフィルムのような美しい壁がある、でもその実それを通ることは容易で、抜けた場所には彼の用意してくれた明るい場所に行くことができる。そこに居るのは彼独りだけど、確実にその向こうの音や人が見えてくる。完全なイメージが持てないのは、彼が今ここにいて、世界を作り続けている途中、今でも私の中では彼は魔法使いで、姿をかえてもずっとずっと躊躇うことなく魔法の杖を振り続けてくれる人なのだな。そういう意味では、動きだしたバーガーのイメージは変わっていくかもしれないし、もしもGDHMが動けばイメージがまた変化するんだろう。
何が変わっても、彼の中のものはきっとずっと一緒だから、みんなずっと好きなんだろうなぁ。みんなずーっとステージを見つめていたもんね。凄く印象的なことの一つだった。みんな、どのバンドが好き(多少なりは甲乙あるだろうけど)とかよりも、門田くんを愛してここに居るんだって感じが凄くした。
自分がそこに居るのも幸せなことだったけど、門田くんも幸せだなって思ってくれていたら良いなって思ってみたりするよ。


なんか、立ち位置どこやねんっていう発言なんですが、門田くん良かったね!って思ったことがあってね。
大地くんが「もっと疲れてるかと思ったけど、楽しそうだね」って言っていたこととか、ケルくんが「友達以外とやっていけるんだな」って言っていたこととかなんです。
この人達も高校生とかの時からずーっと一緒に居てきて、様々見てきたし、一緒にやってきたはずだし。そういう人が自然とこぼす言葉ってとっても素敵よね。
今でも忘れはしない、京都で見たライブがまざまざと甦ってきたよ…。その時の記録をちゃんと文章にして残していたので、今読んできたのですが。書いては居なかったのですが、ずっと忘れられない瞬間というのがあって。その時の門田くんはとってもナーバスというかネガティブな感じだったのですけども、そこにサラリと入ってまるっとおさめるのはいつも大地くんの役目だったよなぁって。凄くバランスのとれたバンドだと(GDHM)思っていたので、韮くん大地くんが抜けるってときにちょっとした恨みすら覚えたものです…笑。まあでもそれでも4人サ最後のライブを見に行って、スッキリして、2人のGDMHも見に行って、それから独りになっても結局ずっと好きでいられるんだなーってところです。
私も門田くんを愛してあそこに居てる1人になれていたら良いなぁ。


ちなみに、どのバンドが一番かっこよかったかと問われれば、Poet-type.Mですね。今が一番カッコいい!
その時その時のコンセプトで作っているから、ここはMCも一切なしで、門田くんの台詞でつなぎはいってきましたね。時間制限あるから、楽器かえるの大変そうだなってちょっと思っていました。
アンプの上にランプが置いてあって、門田くんも出てくるときに一つ持ってきて。みんな揃いの衣裳、前3人はきっちりジャケットベストネクタイ、それから帽子。水野くんはシャツにネクタイとベストだけだったかな。いやとりあえず転換の時に衣装のなら様見てこれはアカンやつやんと思っていたら宇野さんイケメンすぎてやばいし、大地くんセッティングに出てきていてもしかしたらとドキドキで壊れそうになりましたよね。
春が出た時に、唱えよ、春静かで胸キュンしたので、それが聴けて本当に嬉しかった。良い曲…。どの曲も気持ち良かった。秋早く聴きたいなぁ。
そして、大地くん出てきましたよ…もちろん衣装で…あわわ…。曲はもちろん神の犬。これ夏の中で一番好きな曲なので、ツインドラムで聴けて感激。CDでは中畑さんと大地くんのツインドラムで収録されています。好きなドラマーは誰ですか?と問われて答える大地くんと水野くんが一緒にだと…ってだけで大興奮なのに、なんてシンクロ率そしてなんというパワフル感…そしてドラムソロありがとうございます寝下座。終わってから久しぶりにカッコ良すぎて笑ってしまうっていうのやりました。
最後までタイトでかっこよかったPoet、また見に行きたい。


大阪のトリはGDHM。さっきとはうってかわってのんびりどうでも良いMCをしたりしながら。今でもいじられる韮くんと、ドS門田健在でしたね…笑。(門田はドSだね、発言は名古屋で大地くんから直接いただいております!その門田くんにつかまって大地くんもライブでクロちゃん(芸人)のモノマネさせられた過去もありましたね…w)
なんか、帰ってきたというか、私が帰ったというか、なんとも不思議な感覚ですね。みんなBit by bitの時の衣裳で、もちろんBitも聴けて大感激。Mostの曲が多くて嬉しかったなぁ。
でもやっぱり時が経ったなと思いました。前とまったく一緒の彼らじゃないんだなぁって思いました。何がと問われるとわからないのですが、漠然とそう感じました。それぞれの6年間を重ねてきた感じというのをなんとなく、本当なんとなくですよ、感じたんですよね。
本編最後の曲は聴けて良かった…前夜祭で〆。カッコ良かったよ相変わらず…最後ケルくんのスティック折れて吹っ飛んでたね。GDMHではケルくんがパワフル担当だもんね、よくバスドラの上に乗ってシンバル倒したりしてたなって笑っちゃうよね。


過去があって、今があり、今があってこれからがあると、そういう当たり前の事感じられるライブでした。
いつか終わりもくるけど、魔法の杖は無くならない。
生まれてくる言葉は、ありがとう。


これからも好きです。よろしくお願いします。