文章って、言葉って、凄いよなーって思える時がある。
私もそんな文章を書いたり、喋ったりできるような人になりたい。


私はバンドくんだこともギター弾いたこともないけど、これを読むたびに、泣きそうになる。
それだけ、この文章には気持ちが備わっている。
気持ちの入った言葉って凄いんだ。





さっきミラクルは存在しなかったと書いたが、それはウソ。ミラクルも必ずそこに或る。
ただ、それに気が付かないままでいるか、演奏力やら集客力やら見テクレやらに気を取られるようになって、そのうちに忘れてしまうかだ。
ラクルなんて最初はスタジオのそこかしこに転がっている。
バンドはそのミラクルが解けないように、いつまでも続くようにと切磋琢磨してセンスを磨きながらバンドを転がしていく。
その構造は至ってシンプル。だが、シンプルなだけにそれを維持していくのは困難。
邪念が勝ってはすぐにレールを外してしまうし、並大抵の志や単なる一時の酔狂ではいずれ夢から覚めるようにポキリと折れてしまう。


ソイツをオープンマインドで探し続け、いつまでも見失わず、壊さないようにすくい上げ、バンドの演奏で最強なモノにし、オーディエンスに投げ掛け続ける。


この人は、本当に良い文章を書く。
泣かせてくれたり、笑わせてくれたり、いつもいつもなんかありがとうな気持ち。
実家に帰るときのお供に、彼の本を持っていこう。