読んだ本

よんだものは全部で43冊、うち8冊(1Q84は1冊と換算)ご紹介。



絶妙にリアルな描写で、主人公やそのほかの人々が頭の中でガシャンガシャンと音を立てて出来上がり、命が吹き込まれて動き出す。いつもながらこの感覚は気持ちが良い。なんていうんだろう、感想なんて大層なものはまだ書けない。来年になったらまたゆっくり読み返したいと思っている本です。

家鳴の小鬼にドッキュンwwもう想像だけで可愛くて悶えまくる。人前で読んでてもニマニマしてしまう。若だんなと、周りのあったかくて奇妙な妖怪たち。妖怪好きにはもうたまらん本。

別に今のとこ1巻しか読んでないしからアレなんやけど。特にキュンとするわけでもないし、劇的展開があるわけじゃないけど。だけど関根くんがどうなるのか、彼は自分をどうやって見つめて受け入れるのか、気にはなる。イケメンなのに間が悪くて流されて空っぽで最強に不器用で、恋の一つも自覚できない関根くん、私はどっかしら思いいれをしているのは事実だ。
サラの涙についての考察にはやられた。「ばっかじゃないの?どんなに微量でも理由はあるんです。その涙のわけときちんと向き合ってください。それが無理なら人前で晒さないで、少なくとも私には見せないで。周囲は当人以上に心配するものなんです。涙は他人を脅かすんです。泣くならそれらを踏まえて泣いて」

森見節炸裂、妄想大暴走、読み始めたら一気に読める。ええな〜どこが現実で真実なんかがもうわやくちゃ。納涼古本市、来年は行きたい。でも鍋は食べない。鴨川デルタに蛾は居ない。

見たこともない広島の、うだるような暑い暑い夏の景色、人々の記憶に重なる薄っぺらい知識。上手く生きられない全ての人へ。知らない事が罪だとは言わない。そういう教育方針がこの国だ。だけど、毎年その日はやってくる。何もできない知らないとしても、思い出して、見たこともない戦闘機の腹が光ることを想像はできるはず。今年は連ドラ大フィーバーのお陰で、中継やんなかったとかなんとかって聞いて、本当アホくさくなってしまった。忘れてはいけないはずの日本の記憶と傷痕と暴力がたかだかドラマに劣るとでも思ったのか馬鹿者め!!って、思ったりもしました、とさ。

密かにここにもコンテンポラリーバレエ関連が。弱くて優しいバレエ団のメンバー。才能があったら、でも場所が無かったら。運命がなかったら。お金と知名度がなかったら。沢山の無いものがあっても、自分のことを信頼してくれる人が居たら!!笑って泣ける、カッコイイダンス漫画。

人のリアルな感情は全て脳の中に。ホントは優しい薪室長、大好きです。

表題作よりも、続編の「呼吸」の雰囲気がすごく好き。お兄ちゃんは空からずっと見てて、それを見上げる弟と彼女のその風景を考えただけで泣けてくる。「魔王」は怖すぎて嫌なんだよなぁ。アンダーソンのことだってそうだし、流されて見失うことの怖さをすごく感しるんだもん。終わり方は好きだけどやっぱ怖いんだよなぁ。犬養の顔がどうしても渡辺代表の顔で頭に浮かんできて嫌なんだよ〜想像と現実が錯綜しとる(笑)
「世界が変わる」そう思える個人の強さって一体何なんだろう。。。


1Q84 1-3巻セット
おまけのこ しゃばけシリーズ 4
関根くんの恋(1) (エフコミックス)
四畳半神話大系 (角川文庫)
被爆のマリア (文春文庫)
東京湾岸バレエ団☆(3) <完> (KC KISS)
秘密 7―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)
魔王 (講談社文庫)

あと、えげつないくらい好きなった漫画があるんですが、割愛。いわゆる腐女子的なやつです。そういうの偏見ないよ〜それでも読みたいよ〜って言う人には教えますが、軽い気持ちでは声をかけないでください。ネ。でもこの漫画で私は右手が痺れるほどに胸キュンして、泣けましたけどね。なんしキャッチフレーズが「ゆっくり真面目に恋しよう」。