見た映画

今年も一番お世話になったのはアートビレッジかしら。一番遠いのに・・・。笑。



前評判が良くて(よういずみさんの)、まあ、CMとか見て見たいって思ってたのもありまして。ある程度期待をしていって裏切ることなく楽しめました〜!まーなんせ松田龍平の飄々具合がまた良いの(まほろに続き・・・笑)出演者も豪華だし、クスッと笑えたりするし。唯一、電話の声がモロだったので、もう少しわざと違う声でもよかったかもー。まあ、結末はそうだろうとは思うわけでうすが、なぜあんなに同じ声なのに探偵は気づかないのだ!と思ってしまったので。

話は思っていたよりもわかり易かったです。行天の底がまあイカれてて優しくて素敵だった、演じている松田龍平のヘロッと飄々に猫背な感じがハマってる気がしました。あと撮り方とかセリフにもユーモアがあって観てて楽しかった。みなさんはどっち?中に出てきたあの話はハッピーエンド、それともアンハッピーエンド?

思ったよりも現代を切り取った映画だったんですね。やっぱり一番良かったのは兄妹の話。最後の兄のなんという笑顔、、、喉元がキュッとなりました。最後にみんなが向かったのは明るい未来なんでしょうか。とりあえずバイオレンスだったね、目黒さん、、、嫁を思いっきり打つシーンびくっとしました。

萌の朱雀で話題になりました、川瀬監督のドキュメンタリー。妊娠から出産まで、自然分娩にこだわる吉村医師とそこで出産を行う女性たちの話。これを見て感じるものは人それぞれだと思う。映画の中で看護師さんが「妹は・・・」という話をしていてとてもうなずけた。ただ、両方を守ることは叶わなかったんだという現実もつぶさに写されていてちょっと悲しくなってしまった。全ての子供が望まれて産まれてくればいいね。

2011年、初めて映画館で見る映画。これがもうすごく面白かった。不自由が生み出す自由の力って凄いものだと思った。出てくるのは一人の俳優のほかは現役のミュージシャン、あとは路上で声をかけた(らしい)素人の人々。ペルシャの街を縦横無尽にゲリラ撮影していて空気感がすごく伝わってくる作品。作品の中で使われている曲は全て彼らの持ち歌らしい。自由になりたかっただけの若者の最後を・・・私はしばらくボーっとしていてエンドロールの途中ですごく泣けてきたんですよね。うん。