あなたと私のサケロック




終わってしまったなぁ〜。というあなたと私のサケロック、そんな思い出とここに残る気持ちを少し。
最後の場所で一緒してくれたそえちゃん、会えてよかったみきちゃん、はるかちゃん。本当にありがとうございました&これからも会いましょう浅黄さん&さくらさん。チラっとだけですが関西ではまたきっと会えるだろうミナさん、今度は腰据えて話できる機会を持ちたいですさくらさん、本当に最高でしたね!そしてこっそりお顔を見に行ってしまってすみませんほせさん^^


果たして、私はその日に泣くのだろうか、笑うのだろうか。答えはどっちもでした。
嬉しい寂しい気持ちを抱えて降り立った両国、中に入れば懐かしいポスターとお花でお出迎え。自分の席を探す間にチラリと見たステージに早くも感動…。
どうにか席を探し当て、円形でなんともシンプルなステージを見下ろす。ああ5人(でも浜野さんの立ち位置が全く把握できなかった^^;)なんだなと実感しながら、私も友達もその時間まで黙り込むことが増えていた。
ふと思ったこともあった。たくさんの人に愛された彼らの最後だ、なんかゲストとかあるかなと。でも考えたらそんなはずなかった。最後のアルバムが3人として作られたものであれば、もしかしたらそういう展開になったのかもしれない。だけどさよならは5人で、だった。それなら絶対に最後までさよならを5人で迎えるんだと。
大歓声に迎えられてなんと晴れやかに出てきたメンバーたち。卓史くんのテンション高そうで嬉しいやら悲しいやら。
久しぶりに、本当に久しぶりに見たあの音楽。感極まって2曲目くらいでもう泣いてやんの。
でもすぐにやっぱり嬉しく楽しくなってしまって、オールドヨークでスキャット聴いてキャッキャして。
始まるまでは、大好きなあの曲この曲でグッとくるのかと思っていたのですが、やっぱ緩むのはSAYONARAの曲たちでした。終わるために作られたアルバムなんだということが心のどこかに沈殿していて、それらの曲が演奏される度にぽつりとそこから湧き上がってくるものがあったのでしょうね。
それでもグッとくる程度で耐えていたものの、Nishi-Ogikuboでだーっと溢れてしまいました。途中にね、あるでしょう、馨くんと卓史くんの。あれ。あれはアカンやつですわ。すっきりとでも重みのあるベースに滑らかに寄り添う鍵盤の音、心の底から「5人なんだ、これで終わるんだ」と思った瞬間でもあり、見上げた天井があっという間ににじみぼやけてしまった。今でもこの曲を聴くと涙が出てきます。だけど、こんな曲を最後に残してくれて、嬉しくて仕方がありませんよね。
もの凄く余談なのですが、「やっぱ好っきゃねん」を聴いて、あ〜たかじんさんももうあの世やし、もしかしたら聴いてはるかもしらんなと思ったりしていました。そんな穴を掘る。笑。
そして殺される殺すな。ちょうど舞台が回転して、大地くんを斜め左に見た感じ。後ろから!最高!!!!
本当に聴きたいものたくさんやってくれたなぁ。信長も、高速ホニャララも、生活対決も。しかしOne Toneの応援隊可愛すぎたよね〜息合ってなくてもう愛しすぎかと思いました。


それにみんなが話をしてくれて本当に良かったなぁ。
後のラジオでユタのときのフレーズを馨くんが言っており、それで繋がったと星野くんが言っていた「あの世で踊れるサケロック」(意訳的ですみません)、じんわりきた。
訥々と話し始めた卓史くん、最後に「ハッピーです」ってピースサインあげてくれて、もうこれは駄目だとまた天を仰いで。
段々とまとまっていくのが昔のようで、と切り出した大地くんの声が、と思っているうちに、一緒にポロポロと泣いてしまった。
ステージの上、周りのスタッフ、今ここにいるお客さん、そして中継を見ている人。どれくらいの間、どれくらいの想い、どれくらいの熱量、それはきっとバラバラで、嫌になった瞬間もあったかもしれないけれども、それでも、今ここに居るこの時、みんながそれぞれの形でサケロックを愛しているのだと痛いほどに思った。私もとても愛しているのだと思い知った。
そして最後は星野くん。それぞれの時間を過ごしている間もきっとサケロックだった、それは繋がっている。彼の中できっと明るい何かがあったんだろうと、今になって思っている。寂しさは感じたけれど、晴れやかにというか、もの凄く納得した言葉だったのではないかな。今からの道はそれぞれだけど、途切れることはきっと無い。それは私たちも一緒で良い、途切れることなく、サケロックと、これからの様々が繋がって死ぬまでずっとそうなのだと。



インストバンドが聴けて凄く嬉しかった。
あのイントロで、天井を見上げて「ああ、これかぁ」とつぶやいたときの気持ちはまだ胸を甘くさせる。
新境地はじめました、生涯インストバンド宣言、心の涙をすべる音、音楽の風景を言葉にして落としてくれた大好きなアルバムの最後の曲。
自己満足にも似た安心…納得…なんというか、気持ちがストンと落ち着いたような気がした。


そして、最後に「SAYONARA」。



どんな時でもワンツーステップ、今の私の寄り添うミュージック。
ありがとう。さよなら。